Case studyPARK活用事例

更新

徹底した可視化経営の実践で、債務超過から単年黒字化に成功!

中小企業の事例

  • 業種製造・卸売業
  • 従業員数4名
  • BEFORE

    • 会社の利益が決算後にしかわからない
    • 資金繰りが危うく、対処療法で凌ぎギリギリの状況
    • 3期連続の赤字で債務超過額が膨らみ続けている
  • AFTER

    • 月次会計を導入、毎月の売上や販管費の見える化に成功
    • 業務フローの可視化とデジタル化推進により、効率化・コスト削減を実現
    • 徹底的に取引条件を分析。地道な価格交渉により粗利率アップ!

活用のポイント

  1. 月次会計を導入、毎月の売上や販管費の見える化に成功

    3期連続の赤字に加え、資金繰りにも困っていたこちらの会社。決算書を取得し、まずは財務状況の可視化を行いました。決算書3ヶ年分析レポートの結果は最も低い「レベル0(債務超過)」。また、自社の売上がリアルタイムで把握できていない状況も明らかになりました。
    そこで、自社のお金の流れを正確に把握するため月次会計を導入し、毎月の売上、販管費の見える化に着手します。これにより資金の流れを把握しやすくなりました。

  2. 業務フローの可視化とデジタル化推進により、効率化・コスト削減を実現

    業務フローの可視化を進めると、アナログ対応のままの業務が多く、書類の管理も行き届いていない実態が明らかに。
    これを解決するため、まずはデジタル化に向けたルール作りに着手しました。サーバー導入やVPN環境の整備を進めてテレワークができるようにし、「いつでもどこでも働ける環境」の整備に取り掛かりました。こうしたデジタル化によって業務効率化やコスト削減が一気に進むことになりました。

  3. 徹底的に取引条件を分析。地道な価格交渉により粗利率アップ!

    続けて行ったのが売上拡大に向けた戦略の立案です。
    創業時には粗利率を40%に想定して事業を展開していましたが、顧客ごとの売上や粗利を丁寧に分析すると、実態は23%にまで低迷していました。その後、顧客各社に対し地道な価格交渉をしたところ、粗利率は当初の目標を上回るほどに回復し、収益性の改善が見られました。
    これらの取り組みを進めたところ、債務超過だったこちらの会社は、なんと単年で黒字化に成功しました。

今後の展望

経営の可視化を進めることで、課題の整理や対策の検討が進みました。今後は月次会計の見える化の先、予実管理の徹底や、さらなる収益性向上に向けた取り組みを進めていきます。