Case studyPARK活用事例

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【赤字脱却】デジタル化と可視化経営に一歩一歩取り組むことで、債務超過解消!

中小企業の事例

  • 業種内装工事業
  • 従業員数10名
  • 課題

    • 事業計画がないまま人材採用を続けた結果、人件費の増加、原価率の上昇によって赤字決算が続いており、債務超過に陥っていた
    • 感覚値による見積もりを続け、案件毎の儲けがわからない
    • 新規案件獲得のための営業活動をどうやって行えばよいのかわからない
  • 効果

    • きづなPARKのレポートを活用し、決算書による業績推移を可視化。赤字決算が続いていること、債務超過額が1000万円であることを直視。月次でのお金の動きの可視化をしながら、正しいお金の使い方を追求していく。
    • 同業がまだ取り組んでいなかったテレワーク導入等、デジタル化に積極的に取り組むことで、案件創出がスムーズに。

活用のポイント

  1. 案件ごとに見積額、受注額、原価の採算性の可視化

    それまでは経験による感覚値による見積もり提出を行っていましたが、施工管理アプリを導入。案件ごとに見積もり額、受注額をデジタルで管理し、納期に向けた進捗も一元管理をすることで、採算性を把握することが可能になりました。
    利益が出ている案件の種類や傾向、反対に安く見積もり過ぎていた案件の傾向も、デジタルデータで掴むことができ、赤字につながっていた要因が明確になってきました。

  2. 可視化した案件データから営業ターゲティングを実施

    見積もり価格帯別の受注率や採算性を集計してみると、受注につながりやすく、また利益も出やすい案件群が明らかになってきました。営業活動において受注率が高く効率が良いと想定される案件群をターゲットし、新規営業対象とすることで、受注数をさらに伸ばすことに成功しました。
    受注数が伸びることで、営業マンの自信にもつながります。まずは自社の得意とする案件をこなすことで、施工実績も増えます。
    自社の実績データをうまく活用できている状態となりました。

  3. コロナ禍、同業他社に先駆けてオンラインMTGの活用で商談数増!

    きづなPARKの「DX推進度診断レポート」での診断結果において、同業他社と同じようにテレワークの導入が進んでいない結果となっていました。
    そのため、他社に先駆けてテレワークを導入し、お客様との商談等もオンラインMTGを行うことで、コロナ禍であっても商談数や受注数を伸ばすことに成功。交通費や移動時間の削減にもつながり、生産性の改善ができました。

今後の展望

債務超過解消に成功したため、実績データに沿った現実的な事業計画策定の上で、今後は更なる企業成長を目指します。
さらにお客様、取引先、そして求職者に「選ばれる企業」となることを目指し、ESGへの取り組みも強化していく計画です。