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【黒字化成功】赤字と黒字を行ったり来たり…可視化経営で利益を残す体制に変革!

中小企業の事例

  • 業種建設業(建築設計事務所)
  • 従業員数9名
  • 課題

    • 設立から8年、赤字と黒字を行ったり来たり…。
    • 建設設計業務から、資材の物販まで事業展開の幅が広く、工数過多に。
    • 業績が安定しないため、新たに人を雇いづらい状況。
  • 効果

    • 月次で売上、粗利の推移を確認するようになったことで、利益率が上がり、赤字も解消
    • どの業務に集中するのかを、粗利率で判断。生産性が向上。
    • お金の動きや業務にかけている時間等、あらゆる経営状態を可視化することで、どの人材が必要なのかが明確に。

活用のポイント

  1. お金の動きを月次で可視化

    月間どれだけ受注(売上)があるのか、実際に入金されるお金はどれだけなのか、実際に支払う金額はいくらなのか、粗利はいくらなのか、結果、今月はいくら手元に残っているのかを、月単位でグラフ等で見えるようにします。

  2. どの事業が赤字なのか。どの案件が赤字なのか。

    まずは事業別に、利益が残っているのかを確認。すると、物販事業は利益率が低く、対応工数も細々としているため、割に合わないことが分かってきました。思い切って物販事業からは撤退。
    事業の幅を狭めることにはなりましたが、利益を確保できる設計業に集中をすることで、安定した利益率を確保できるように。

  3. お金以外の経営リソースの可視化と共に、自社の方向性を決める

    お金の動き、かかる工数等の可視化と並行して、お金以外の経営リソースも可視化していきました。
    職場環境や、どのような経験・スキルを持つ人材が今所属していて、どのような人材が今後会社を成長させるために必要なのか。
    会社を維持、成長させるために、どのようなビジョンを持ち、どういった進め方で何に取り組むのか等、時には社長を中心に社員全員で意見を出し合い、現状と在りたい姿のギャップを社内で共有をしたうえで、何に取り組むかを明確にしていきました。

今後の展望

自社の未来に向けた取り組みを、ヒト、モノ、カネ、未来で分けて整理し、進捗をきづなPARKのレポートにて定期的に確認しながらまだまだ改革を進めていきます。選ばれる企業で在るために、ESGへの取り組みを始め、外国からの実習生の受け入れ等、多様な人材の採用、育成にも力を入れていくそうです。