Case studyPARK活用事例

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きづなPARKで赤字脱却の糸口を発見!社長と社員の目線合わせから月次決算を開始

中小企業の事例

  • 業種小売業
  • 従業員数7名
  • 課題

    • 全て感覚に頼った経営で資金繰りが厳しい
    • 女性の多い職場で男性社長は肩身が狭く別部屋で仕事を進める日々・・・社員との意見交換が少ない
    • ベテラン社員の退職、人員配置に気を遣い、採用にも困難を感じている
  • 効果

    • きづなPARKへの決算書の投入・・・深刻な債務超過を確認し、社員とも共有。
    • 伴走支援者による社員ひとりひとりへのヒヤリングを実施。社長と社員の視点の違いが露呈!
    • まずは既存社員が働きやすく、長く続けてもらえる職場づくりが必要。情報共有と業務フローの改善で効率アップ

活用のポイント

  1. きづなPARKによる可視化から、感覚頼みの経営状況を改善

    きづなPARKを利用し、経営状況を把握したところ、危機的な資金繰り状況であり、全てにおいて感覚頼みの経営。早急に資金繰りの調整と財務基盤の安定へ取り組む必要がありました。月次会計(月次での損益管理)によって毎月の固定費が事前に把握できるようになり、売上予測からその月に使える経費が分かるようになりました。さらに変動費の精査を行い、本当に必要な経費かを検証しながら毎月の実績を追った結果、変動費次第で利益が左右されてしまうことが発覚。原価を下げるべく社員にもきづなレポートを共有し、全社で経費削減、黒字転換を目指します。

  2. 伴走支援者が社員の本音を聞く

    『売上をもっと伸ばしたい。会社に利益を残したい。』と考えている社長とは裏腹、
    『目の前の業務を淡々とこなし定時に帰れればいい』という社長と社員の目線のずれが明らかに。
    定時に帰ることができるように、業務フローの可視化と改善に取り組んでいます。

  3. 業務フローを可視化し、無駄な業務の排除によって、業務効率化へ

    ひとりひとりの業務を棚卸をし、業務フローの可視化。無駄な重複作業等を削減することにより、業務効率もアップ。今後は、月次生産性分析レポートでも確認していきます。

今後の展望

具体的な数値を掴み、社内の目線を統一したことにより、これからの経営改善と赤字脱却の道筋が見えてきました。きづなPARKの各レポートの社内共有により、リアルタイムに効果を確認することで、情報共有やデータ分析の重要性が理解され、経営の感覚依存からの脱却がはじまりました。今後も、社内全員が会社の経営状況を理解し、より一層の業績向上を目指します。