Case studyPARK活用事例

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蓄積された社内情報から、データ活用により利益拡大へ

中小企業の事例

  • 業種設備工事業
  • 従業員数2名
  • BEFORE

    • 従業員2名で行っている会社。業務の効率化はしたいが、何から取り組めばよいかわからない
    • さまざまな経営情報(広告費データや購買データ)はあるが、活用はできていない
    • 売上は横ばいだが新型コロナの影響もあり、財務状態は債務超過
  • AFTER

    • デジタルツールの利活用により、日次業務を時間短縮
    • 販売商材ごとの利益率と、個客層を分析し、より個客層にマッチした利益率の高い商材の取り扱いを開始
    • 媒体別広告費と実績を見直し、広告費の削減により利益拡大

活用のポイント

  1. デジタルツールの利活用により、日次業務を時間短縮へ

    業務効率化に向けて、何から取り組めばよいかわからない、ということで、まずは「DXスタート診断レポート」で自社のデジタル化、DX推進度を確認してみたところ、確認項目の8割が全体平均以下でした…。

    自社の業務でデジタルを活用して業務の効率化が出来る部分を洗い出し、最初に取り組んだことは、日報作成。事務所で紙へ記入していたものを、Microsoft社のFormsを使い、作業完了後、その場でスマホ入力にて報告が出来るようにしました。

    リアルタイムで情報は社内共有されることに加え、データで蓄積もされるため、情報の一元管理が可能に。1日1時間かかっていた報告&管理業務が、0.7時間に削減されました。

  2. 顧客分析により、個客層にマッチした利益率の高い商材の取り扱いを開始

    水回り専門の設置工事会社であり、地域密着で顧客評判も良い会社。
    顧客別販売商材と販売年月日、個客情報を一覧にした情報を分析し、メイン個客層の年代や世帯層を把握した上で、ニーズに合いそうな利益率の高い商材を導入。ターゲティングしてアプローチすることで、狙い通りの受注が増えました。戦略通りに売上もアップ!利益率も高いため、赤字から黒字へ転換ができました。

  3. 媒体別広告費と実績を見直し、広告費の削減により利益拡大

    媒体別広告費と、反響を管理していた情報を活用し、広告反響からの受注金額や外注費も合わせて利益率を算出。
    1件あたりの投資費用を把握した上で、かけるべき広告媒体を絞りました。投資対効果が悪い媒体を止めることで、経費削減につなげ、利益の拡大につながりました。

今後の展望

今後は、販売実績データや、地域のオープンデータも活用し、エリアを絞ってのポスティングにも取り組み、売上拡大戦略を続けていかれるそうです。従業員増強も見据え、経営状態をリアルタイムで可視化しながら、財務改善にも意識を高く持って取り組まれます。