Case studyPARK活用事例
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【きづなPARK活用で赤字脱却】経営の可視化を通して、企業ブランディングのヒントも!
中小企業の事例
- 業種化粧品製造業
- 従業員数30名
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BEFORE
- コロナ禍で自社商品の売上低迷、売上を上回る経費が経営を圧迫!
- 新規顧客を開拓するにはどうしたらよいかわからない
- 競合が多いため、自社の差別化をもっと進めたい
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AFTER
- 徹底的な経費の見える化、ムダの削減で2年かけて営業赤字脱却
- 自社ブランディング戦略、ターゲットごとの販売戦略を見直し、売上回復へ
- 自社商材イメージに合わせ、環境への配慮を経営に取り込み、企業価値向上へ
活用のポイント
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販管費の見直しが急務!徹底的な可視化と経費削減で営業赤字脱却
化粧品の製造・販売を行うこちらの会社は、主力商品の売り上げ低迷が続き、コロナ禍での販売不振も重なって近年は営業赤字が続いていました。
どこに課題があるのかを把握するため、きづなPARKの「決算書3ヶ年分析」を実施。判定は「レベル1(営業赤字)」でした。さらに損益計算書を読み込むと、売上を上回る経費が、経営を圧迫していることがわかりました。
そこで、業務内容と財務状況の徹底的な可視化を進めます。月次での仕訳帳の導入による経費の詳細な実態把握を進め、リース契約や設備投資計画の見直しに着手。2年後、ようやく経費は売上高を下回り、営業赤字の脱却にも成功しました。 -
知財活用診断にて、自社取り組みを相対的に診断
販管費の改善は進みましたが、売上自体も回復させなければなりません。既存顧客を維持しつつ、新規顧客を開拓していくにはどうしたらよいのか。そのヒントを得るために活用したのが、自社知財の活用やブランディング、事業戦略への活用状況などを診断する「知財活用診断」です。
この診断では、企業の自社知財への取り組みはもちろん、戦略的な活用を進める上での課題を把握することができます。こちらの会社は、知財活用の取り組みが他社平均よりも高スコアでした。ただし詳細な回答結果から、自社商材の権利化や活用戦略の立案を進めれば、さらに有効活用ができるとの結果が導き出されました。
この結果に基づき、自社商材のブランディングも進め、既存顧客との取引状況や販売履歴を詳細に分析。販売戦略の見直しを進めます。その結果、堅調に売上が回復し、2年後の黒字化達成につながりました。 -
ESG経営を実践!環境配慮型の取り組みで企業価値向上を目指す
化粧品業界は高度経済成長や女性の社会進出とともに、その市場規模も拡大してきました。近年では世代や機能を意識した多様なラインナップが揃い、販路も店舗からEコマースまで幅広く展開されています。そうした経営環境を踏まえ、現状の経営改善はもちろん重要ですが、持続可能な経営に向けて、更なる組織ブランディングの必要性を感じていました。
そこで注目したのが、同じくきづなPARKの「中小企業版ESG判定」です。環境、社会、企業統治の3つの側面から自社の取り組みを検証するもので、投資家や金融機関はもちろん、取引先や消費者などからの企業評価にもつながります。判定の結果、環境への取り組みが少ないことがわかりました。
そこから、CO2排出量の可視化や製造工程における節電の実践などを通して、企業として環境への取り組みに力を入れ始めました。この取り組みは始めたばかりですが、自社の商材イメージとあわせた評価につながることを期待しています。
このように、きづなPARKには現状の経営実態の把握に加えて、知財やESG経営など、経営を多角的に検証する各種分析ツールが揃っています。
今後の展望
経営をさまざまな切り口から可視化することで、いま取り組むべき課題が見えてきました。今後は新規顧客のさらなる獲得に向けて、商品・企業のブランディングに力を入れ、「選ばれる企業」を目指して挑戦していきます。