きづなPARK PARK活用事例 きづなPARK PARK活用事例

PARK活用事例

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選ばれる会社への挑戦!価格競争と人材不足に直面する人材派遣業の新たな差別化戦略!

中小企業の事例

  • Before

    • 財務状況は好調も、資金繰りに不安があり投資に踏み出せず…
    • 人材確保が事業の要だが、価格競争と慢性的な人手不足が懸念
    • 創業から約5年、企業の成長と人材確保を両立するためには?
  • After

    • 取引条件の見直しで資金繰り改善に成功!
    • ESG経営を強化!働きやすい環境整備を進めて「選ばれる企業」へ!
    • 人材育成の取り組み強化により、中長期視点で着実な人材確保を目指す!

活用のポイント

  1. 取引条件の見直しで資金繰り改善に成功!

    創業から3年ほどの、配膳をメインとする人材派遣業のこちらの会社。順調に売上を拡大し、3期連続の営業黒字を達成したものの、創業間もないこともあり固定費や立ち上げ費用がかさみ、利益幅は思うように伸びていませんでした。
    まずは現状の財務状況を可視化するため、きづなPARKの「決算書3か年分析」を実施しました。総合評価は「レベル6(黒字無借金)」の高評価。流動比率、自己資本比率ともに高く、経営は安定しているものの、売上高営業利益率は低く推移していました。人件費の負担が大きくなっており、人件費の高騰により収益とのバランスが取れていない可能性があります。また、至近年度では借入も増え、資金繰りにも不安が残ります。
    まず行ったのは、金融機関や取引先との契約内容の見直しです。それにより売掛金の早期回収や支払い期日の調整が進み、CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)を15日間短縮することができました! 現在は経費の見直しやデジタル技術による業務改善なども進めて、営業利益率のさらなる改善に取り組んでいます。

  2. ESG経営を強化!働きやすい環境整備を進めて「選ばれる企業」へ!

    人材派遣業の経営の柱は、何よりも人材の確保です。しかし近年の人手不足状況は派遣業においても深刻です。安定的な人材の確保に向けて、人材派遣会社も「選ばれる企業」になる必要があります。
    自社の取り組みを客観的に評価するため、きづなPARKの「中小企業版ESG判定」を実施することにしました。すると、E(環境)、S(社会)、G(企業統治)それぞれで平均よりも低く、総合評価でも29点のD判定と低い結果に…。脱炭素への取り組みや多様な働き方の推進、コンプライアンス重視の経営への転換などを積極的に進めたところ、1年半後には総合評価で40点、C判定に改善しました!
    現在はそうした取組結果を自社のHPに掲載して情報発信を進め、またESG経営に関する第三者認証も取得しました。働きやすい職場環境の整備を通して、「選ばれる企業」になるための挑戦を続けています!

  3. 人材育成の取り組み強化により、中長期視点で着実な人材確保を目指す!

    現状の経営は安定しているものの、社長は将来的に経営不振となる懸念を抱いていました。実はこの業界、売上が外的要因に左右されやすく、また入金サイクルが長い契約が多いと借り入れ依存になりやすいのです。事業拡大に向けて投資をしても、経営不振に陥る懸念が常につきまといます。その結果、従業員の離職が多い業界でもありました。
    自社の従業員を確保しつつ、安定的に派遣人材を確保するにはどうしたらよいのでしょうか。まずは自社の労働環境を見直すため、きづなPARKの「人的資本判定」を実施しました。すると総合スコアは57点のB判定。人材派遣業の会社であるものの、人材育成やダイバーシティ、従業員への健康・安全への配慮が不足していることがわかりました。社長は早速それらの改善に取り組みました。
    そして、「人材育成」については派遣人材の方々についても積極的に取り組む決断をします。派遣人材を、単なる労働力ではなく業界を背負う人材として育成する、それは社長が長年抱いていた目標でもありました。現在はその姿勢をホームページなどを通して対外的にアピールし、ブランディングはもちろんのこと、派遣人材の応募の増加にもつながっています!

今後の展望

当社の事業は働く皆さんの存在がなければ成り立ちません。誰もが楽しく、やりがいを持ち、生き生きと働ける環境を作ることは、業界自体の成長につながると信じています。これからもESG経営や人的資本経営を意識した取り組みを続けます!