きづなPARK PARK活用事例 きづなPARK PARK活用事例

PARK活用事例

更新

赤字と人手不足で現場も経営も回らない…
2年で介護事業を立て直した経営改革とは

中小企業の事例

  • Before

    • 代表に業務が集中し、経営改革や業務改善への取り組みに手を付けられない
    • 3期連続の債務超過へ。しかし何から手を付ければよいかすらわからない
    • 相次ぐ退職で労働環境は負のスパイラルへ。顧客サービスの低下が心配…
  • After

    • 業務の再整理とともにDXで効率化!代表が経営に集中できる体制構築!
    • 間接経費の削減と業務効率化で余剰時間確保、営業活動を増やして収益改善!
    • 従業員への積極投資を実現!人手不足は解消、更に売り上げ拡大へ!

活用のポイント

  1. 業務の再整理とともにDXで効率化!
    代表が経営に集中できる体制構築!

    今回ご紹介するのは、施設介護、訪問介護を軸に、配食事業も手掛けるこちらの企業。長年、地域に根差した事業を展開し、多くの高齢者の生活を支えてきました。それでも近年は競合他社の増加や慢性的な人手不足状況も重なり、厳しい経営に直面しています。
    しかし、利用する高齢者へのサービスでは手を抜けません。足りない労働力は経営者である代表が担い、その残業時間は月に100時間を超えています。これは厚生労働省が定める「過労死ライン」の80時間/月を超えるレベルでした。
    まず行ったのは、業務の棚卸と再整理、そして業務の効率化です。業務を「代表にしかできないもの」「従業員がするもの」に分け、さらに「DXで効率化できるもの」を検討します。その際に活用したのが、きづなPARKの「DXスタート診断」です。これにより、業務においてIT・デジタル化が遅れているものを可視化します。こちらの会社の業務は手作業が基本のため、記入ミスや手戻りが多く発生していました。業務の再整理と労働力の適正な分配、さらに生産性向上ツールを組織全体で導入したところ、代表の残業時間はなんと90時間の削減に成功! まずは代表が経営に集中するための環境整備を行いました。

  2. 間接経費の削減と業務効率化で余剰時間確保、
    営業活動を増やして収益改善!

    代表の労働時間確保には成功したものの、組織全体の効率化はまだまだ遅れています。また、近年ずっと経営赤字が続き、債務超過から脱却ができていません。代表は日々の経営に追われ、何から手を付ければよいかわからずにいました。
    詳細な経営実態とその背景について検証するため、きづなPARKの「決算書3ヶ年分析」を実施します。すると大幅赤字と債務超過、借入依存度は95%と判明! 早急な経営改善が必要な状況でした。
    まずは売上拡大に向けて動き出します。DXへの取り組みをさらに強化して組織全体での業務効率化を進め、労働工数を確保しました。同時に経営上の無駄削減に向けて「販売費及び一般管理費」を徹底的に削減しつつ、営業を強化し、施設の空室率削減を進めます。さらに月次での収益構造を分析、介護点数の獲得率向上に向けた施策を展開しました。すると1年で赤字脱却、さらに2年目の営業利益も前期比120%となり、黒字を大幅に拡大することができました!

  3. 従業員への積極投資を実現!人手不足は解消、更に売り上げ拡大へ!

    経営改革が進む一方で、なかなか改善が進まない問題がありました。それは慢性的な人手不足状況でした。介護業界は低賃金が当たり前で、職場環境を改善しても従業員の生活は楽になりません。また、従業員が楽しく働いていない介護現場は、利用者の満足度も上がらず、結果として収益の改善にもつながらないのです。
    代表は人手不足の問題に切り込みます。それは従業員に投資をして職場環境を改善し、さらに利用者満足度を最大化する戦略です。待遇面では残業削減に加えて給与アップや有休消化促進を進め、働く時間や契約スタイルなどに幅を持たせました。営業利益改善の追い風もあり、給与はなんと2年後に業界平均の+100万円/年を実現! すると求人への応募も増加し、慢性的な人手不足の状況は改善しました。
    この取り組みを、きづなPARKの「人的資本判定」で評価したところ、92点でS判定を獲得! 全データ平均と比較しても、7つの項目すべてにおいて上回り、人的資本への投資が企業価値の向上につながっていることが示されました。

今後の展望

私たちは事業を通して、誰もが自分らしくいられる社会を目指しています。高齢者も、働く人たちも、皆が幸せになる場づくりが私の役割です。今後は人的資本のみならず、ESGを意識した経営に挑戦します!