Case studyPARK活用事例

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【赤字脱却成功事例】どんぶり勘定からの逆転劇!可視化経営の本気の導入で黒字化に成功!

中小企業の事例

  • Before

    • 慢性的な経営不振で債務超過状態に。何とか営業赤字を脱却したい!
    • ショット型ビジネスの限界に直面。もっと利益が残る体質にしたい!
    • WEB制作の市場は飽和状態。どのように差別化をすれば?
  • After

    • 財務分析とともに顧客分析を徹底。ビジネスモデル改革で営業赤字脱却!
    • 「DXスタート診断」で改善点を可視化!どんぶり勘定からの脱却!
    • ESG経営で営業面でも、採用面でも差別化を推進!

活用のポイント

  1. 財務分析とともに顧客分析を徹底。ビジネスモデル改革で債務超過脱却!

    創業10年、WEB制作を主事業とするこちらの企業。これまで着実に実績を積んできましたが、近年は新規案件の獲得が伸び悩み、営業赤字が続いて債務超過に陥っていました。WEB制作は一度納品すると収益が止まる「ショット型」のビジネス。常に新規顧客の獲得が必要となるため、少人数体制では限界を感じていたといいます。そこで、利益が継続的に残る「ストック型」のビジネスモデルへの転換を決意。最も得意とするWEB制作の強みを活かし、解析や保守など“継続的な支援”が可能なサービスを商品化し、営業体制を見直しました。

    その結果、継続的な契約を結ぶ顧客が増加。初年度で債務超過を脱却し、2年目には営業黒字を達成するまでに成長しました。この変化を「きづなPARK」の“決算書3カ年分析”で見てみると、売上の回復と成長性の高まりが一目で分かります。財務の可視化と顧客分析が、確かな経営判断へとつながりました。

  2. 「DXスタート診断」で改善点を可視化!どんぶり勘定からの脱却で黒字化を実現!

    売上改善が進む中で、「決算書3カ年分析」を見ると、ひとつ気になることが。それは「販売費及び一般管理費」の割合の大きさです。経費が経営を圧迫していることに気づきました。「そういえば、経費の内訳をあまり意識したことがない」とこれまでの事業を振り返る社長。そこでまず月次決算を導入し、徹底的な財務の’’可視化’’を開始。きづなPARKの「DXスタート診断」も活用しました。

    すると、結果はなんと33.0点。

    WEB制作業務のスキルはあるものの、DXの基盤となる社内体制の整備、業務フローの可視化、デジタルツールの導入、そして推進を担う人材育成が大きく遅れていたのです。この結果を踏まえ、無駄な経費の削減とデジタル化による業務の効率化を進めます。取り組みから2年、課題だった販管費の対売上比が大幅に縮小しました!この効果はとても大きく、営業黒字の実現にも貢献することになりました。

  3. 売上改善の次に直面した“人の課題”。ESG経営で営業と採用の差別化を推進!

    売上や案件数が増え、経営状態が改善していく中で、新たな課題が浮上します。社長が中心となって行っていた営業活動に、十分な時間が割けなくなってきたのです。人手を増やそうと採用活動を始めるものの、近年の人手不足の影響を受け、特に技術職の確保に苦戦。営業・採用の両面で、他社との差別化の必要性を強く感じるようになりました。 そこで社長が注目したのが「ESG経営」。きづなPARKの「中小企業版ESG判定」を実施。

    評価は36点・C判定という厳しいものでした。
    E(環境)・S(社会)・G(統治)すべて平均を下回っており、特に*環境分野(E)*の取り組みが遅れていたのです。

    この結果を受けて、デジタル化のさらなる推進に着手。ペーパーレス化や業務効率化に加え、リモートワークの導入など、柔軟な働き方を実現。これらの取り組みを採用活動でも積極的に発信した結果、徐々に採用への問い合わせ数が増加し始めました。このように、「ESG経営」は単なる理念ではなく、実際の経営課題(人材確保・差別化)の突破口としても有効的に機能することとなりました。

今後の展望

財務を可視化することで、取り組むべき課題を優先順位とともに検討することができました。経営の好循環を続けるためにも、今後はESG経営を積極的にアピールして採用活動に力をいれていこうと思います。